複数の証券口座を持つメリットとデメリット

日本には非常に多くの証券会社が存在しており、口座の管理費用がかからないといったところが大半となっています。そのため個人投資家がひとりで複数の証券会社に口座を持つことが容易に可能となっているのですが、口座が多いことで生じるメリットとデメリットがあるため知識として覚えておくことが大切だと言えます。

まず複数の証券会社で口座開設を行なうメリットとしては、取引スタイルに応じて売買注文を出す証券会社を変えられるという点が挙げられます。たとえば確実にこの銘柄を購入しようと決めている場合やデイトレード方式で短期的に株の売買を行う場合などにはネット証券の口座を使い、どの銘柄を購入するか誰かと相談しながら決めたい場合や長期的に株のホールドを行いたい場合などには店舗型の口座を使うなどといった、使い分けが可能となるのです。口座の使い分けを行なえば売買手数料の節約に繋がるため、結果として株の売買で得る利益の増加に繋がるという認識を持っておいてください。

デメリットとしては各口座にお金を振り込まなければ株の取引が行なえないため、資産の分散を余儀なくされるということです。銀行口座から自動的に株取引に掛かった料金が引き落とされるといったネット証券会社も存在していますが、基本的には株取引にかかる費用は口座開設をした後で投資家が振り込まなければならないため、開設した口座が多ければ多いほどその手間の数も増えるという結果に繋がります。口座の数が多いことで、どの証券会社でどの銘柄を現在保持しているのかが理解しきれなくなってしまう可能性というのもあります。

証券会社の口座は複数持っておくことが望ましいものの、数に開く必要はないのだと認識しておいてください。

ネット証券のメリットとデメリット

証券会社の店舗まで赴き対面式で社員に株の売買注文を出したり、電話で株の売買注文を出すのではなく、インターネット上で人を通すことなく株取引を完了させることをネット株と言います。そのネット株を行なえるように、インターネット上での手続きだけで株の売買が完了できるような口座を個人株主に提供しているのがネット証券です。

ネット証券を利用する最大のメリットはとにかく売買手数料が安いということです。一昔前までは株の購入や売却には2000円や3000円といった手数料がその都度必要となっていたのですが、ネット証券はこの売買手数料を100円から300円程度にまで大幅に引き下げたため、個人がより株の取引に手を出しやすくなったと言われています。また深夜や早朝といった株式相場が開いていない時間帯であっても、予め買い注文や売り注文を出しやすいといったメリットもあるため、株式相場が開いている時間帯に働いているといった方にとっても株の取引が行ないやすいというのがネット証券だとも言えるでしょう。

しかしネット証券には証券会社からのアドバイスが少ないといったデメリットも存在しています。対面や電話で株取引に応じている証券会社の場合、株価の大暴落に合わせて保有している株を売ったほうがいいのではないかなどのアドバイスを施してもらえることが少なからずあるのですが、ネット証券はそのような警告がほとんどないため株価のチェックを怠ると大きな損益を出してしまう可能性が高いとされています。また滅多にありませんが、第三者が個人株主が開設した口座に不正にアクセスする可能性もネット証券にはありますので、個人情報の管理に注意しなければならないといったデメリットもあるのです。

ネット証券を使いながら、フィスコソーシャルレポーターのブログなどから情報を取得して株でしっかりと利益を出していきましょう。

証券会社のトレードツール

証券会社で口座を開設すると、その証券会社が提供しているトレードツールを提供することが出来ます。証券会社が提供するトレードツールは、他の会社とのサービスに大きな差をつけるために非常に重要なものであるため、こうしたツールに力を入れている会社も少なくありません。

こうしたトレードツールで最も多いタイプは、取引と銘柄の分析を同時にすることができるツールです。つまり、チャート機能が備え付けられているトレードツールが最も高い人気を集めています。基本的に、株取引をする時にはチャートによる銘柄のテクニカル分析が不可欠になります。株取引における相場の変動は不規則に行われているわけではなく、様々な経済的な要因や社会的な情勢によって規則的に変化していることがほとんどです。

こうした変化は短期的、または長期的な分析によって容易に見つけ出すことができるので、それを実践することが可能なチャートは非常に大切なのです。証券会社によっては、利用できるチャートの機能の中に様々な分析ツールを組み込んでいるところもあります。

一般的に、チャートを分析するためにはそれを詳細にグラフ化して視覚化して判断する必要がありますので、それをするための指標のようなものを導入しなくてはいけません。この指標に関しては個人で自由に決めることができるものもありますが、初心者にとってはどれが使いやすい指標なのかわからない場合が多いのであらかじめ利用頻度の高いものを組み込んでおいてそれを使いやすくしている会社もあります。

証券会社は、特に手数料や信用取引、そしてトレードツールと他の会社と比較してより良いものを提供しようと努力していますのでこうした点から良し悪しを考えることが重要です。

証券会社の売買手数料の違い

個人投資家が株の売買を行なう際には、株の買い注文や売り注文を出す証券会社に対して売買手数料を支払う必要が生じます。株の購入金額や売却金額によって売買手数料は同じ証券会社でも異なるのですが、証券会社ごとに手数料の金額は設定されていることから、同じ株取引を行うにしても仲介を頼む証券会社を変えるだけで最終的な株取引にかかるコストも変わってくるのだということを、個人投資における基本的な知識として覚えておくといいでしょう。

証券会社の売買手数料は対面式証券なのかネット証券なのかによってかなりの違いがあると言えます。対面式の場合最も安い売買手数料でも数千円取られることが多いのですが、ネット証券の場合最安値なら数百円で済むため、一般的にはネット証券のほうが安い売買手数料で株取引が行なえるとされています。一日に何度も株取引を行なうといった方の場合、売買手数料の金額を抑えたほうが利益も増えるため、ほとんどのデイトレーダーがネット証券を利用しているといった傾向があるのです。

逆に対面式の証券会社は売買手数料が高い反面、所有している株に関する株価の下落や見通しを教えてもらえたり、今後値上がりが期待される銘柄の紹介などを行ってもらえます。中長期的に同じ株を保持して資産形成を図りたいという、長期投資型の個人株主にとって便利だと言えるでしょう。

株を購入する際には必ず売買手数料を支払う必要があるため、手数料の総額を上回るだけの利益が出て初めて売却を行うのが好ましいといったイメージを持っておくことが大切だと言えます。売買に5000円の手数料がかかるのに4000円分の株価の上昇で株を手放したら、結果として損をしてしまうということなので気をつけておいてください。

さて、どの株を購入して良いのかわからない?という方は、投資顧問に関する口コミをチェックして、ご自身にマッチングした投資顧問を頼ってみましょう。

証券会社選ぶポイント

手数料やトレードツール、情報の多さなど証券会社を選ぶポイントは様々だと言えます。たとえば手数料で言えば実店舗型の証券会社よりネット証券のほうが圧倒的に手数料が安いためデイトレーダーには向いていますが、自身で株の情報を集めるのではなく専門家に情報提供をお願いしたいといった方は実店舗型のほうが無難だと言えるのです。

ネット証券の場合トレードツールも証券会社を選ぶポイントとしては外せません。実際に利用してみて最も売買が行ないやすいと感じるトレードツールを提供しているところを選択するだけで、株取引を行う際に生じるストレスの緩和に役立つからです。

他にも一部上場企業の分析ができるサービスを提供しているところやリアルタイムの株価のお知らせサービスをスマートフォンのアプリなどで提供しているところ、新規公開株の取り扱いが他社より多いところなど、証券会社を選ぶポイントは多岐に亘ると言えるので、手数料だけとトレードツールだけに目を奪われずに総合的に利用しやすそうなところを選ぶのが大切だと言えます。証券会社の場合実際に利用してみるまでその良し悪しが分かりにくいといった面もありますので、口座開設や口座維持にお金がかからない証券会社を何社か利用した上で取引を集中的に行なうところを決めるのも悪い選択肢ではないと考えておいてください。

最終的にはネット証券も実店舗型の会社も2社か3社程度の口座を維持しておくことが好ましいのですが、インターネット上に存在している証券会社のランキングサイトを見て自身が特に注視すべきポイントを抑えている証券会社を選ぶのも賢い選択だと言えます。複数のポイントの中でも特に譲れない部分を予め定めておくと、口座開設がスムーズにいくため記憶しておくといいでしょう。

証券会社だけではなく、投資のアドバイザーである投資顧問を活用するのもありかもしれませんね。
>>> 投資顧問とは?